洲珠乃日記(すずない)

気ままな更新とサイドカーやゲームのブログ

ローマプレイレポート ユリウス家 その3

[パンノニア制覇]
ウェネティ族追討の際に手に入れたイリュリアの一地方を進軍の拠点としてパンノニア制覇に乗り出すことにしたローマ軍は、議会により承認された全軍で当たることになった。パンノニア地方はゲルマニアトラキアギリシア、イリュリア地方の勢力とぶつかる非常にややこしい地帯であり、この地がヨーロッパの火薬庫と言われる一つの原因でもある。ローマ軍はまず制覇したばかりの北イタリアの更に北、アルプスにある3つの勢力であるヘルウェティ、ラエティ、ノリと誼を結ぶ事とした。この結果、ガリア人の流入を防ぎ、ゲルマニアの将来的な侵入路を限定する事に成功した。以前から誼を結んでいたマッシリアもあって完全に同盟又は友好国に外周を固めることに成功したのである。またトラキア系民族のゲタイ、ビエフィとも誼を結んでパンノニア攻略後の動乱にも備えた。既にゲーム開始から誼を結んでいたアテナイとスパルタがギリシア地方を制していた為、ローマ軍は外交的に有利な状態でパンノニア地方に乗り出すことに成功した。紀元前230年にブレウキとの戦争が始まる。国境での戦闘はまずブレウキ軍が我が軍の将軍を一名負傷させ、ローマ軍にとって不利な状態で戦闘したが大勝し、その後余力を失って229年には都市セゲスティカを攻略してブレウキは滅亡した。

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[スコルディスキ征服]
ブレウキを制したローマ軍は紀元前223年に宣戦布告し、都市シンギドゥムを包囲した。包囲の継続がスコルディスキ軍を弱める方法に適していると考えたローマ軍は222年まで包囲を続け、食料が無くなったスコルディスキは打って出てきた。戦闘では半数近くを失うもスコルディスキ軍は壊滅させることに成功し、この年の内にスコルディスキは滅亡した。

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[エラウィスキ謀略戦]
パンノニア制覇の為の最後の勢力がエラウィスキだった。度重なる戦争でローマ軍の部隊補充が追いつかず、その間に謀略によって敵軍を弱めることにした。見える限りでエラウィスキには2個の軍団がおり、城外にいる軍に暗殺と破壊活動を実行を継続的に行なうことにした。紀元前215年、攻略の準備が完了したローマ軍は軍を進発させる。途上で暗殺と破壊活動によって城外の敵が戦闘に参加出来なくした上でローマ軍は都市アキンクに殺到した。瞬く間にアキンクを制圧したローマ軍はエラウィスキを滅亡させることに成功した。

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[パンノニア制覇完了]
こうしてパンノニアの制覇完了した。パンノニアは北イタリアで軍隊用に設計された州の為に食料供給の州として再設計する事にし、この為にローマ軍の食糧事情は一気に解決されることとなった。


[オドリュサイ王国]
パンノニア制覇に入り直前から気になっていた勢力がオドリュサイである。オドリュサイは現在のブルガリアマケドニアアルバニアといった横に長い領地を有する強国にのし上がっていた。このオドリュサイ王国とは先年にローマが他部族の戦いに巻き込まれるのを回避するため誼を結んだ勢力と仲が悪く、とりわけ専守同盟を結んでいたデルマタイとは戦争状態に突入していた。そしてこの広大な領地と軍隊を持つオドリュサイからの攻撃に耐えかねたデルマタイから悲鳴にも似た参戦要請が幾度と無く来ていたのである。

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ローマ軍は交易の安全上問題ありとしてオドリュサイ王国を敵視はしていたが、あまりにも広大な領地はステップ地方の新たな敵と接触する可能性の為に二の足を踏んでいた。しかしマケドニア地方を押さえる好機とみて開戦に踏み切ったローマ軍は、進軍の準備中に思わぬ来訪者を得たのである。オドリュサイ王国からの使者であった。彼等はまずこの戦争への参加を止めて欲しいと要請してきたのである。進軍準備にあったローマ軍はこれを拒み、停戦したければ多額の金銭を支払い用に要求した。すると意外なことに彼等は金銭は払えないが従属国とはなれると進言してきたのである。元々戦争に乗り気でなかったローマ議会ではこの申し出に歓喜した。こうしてオドリュサイ王国を配下に治めることに成功したローマ軍は、新たに獲得した地域を完全に味方に包まれるように外交をうまくつなげることに成功したのだった。


[デルマタイの種]
こんな情勢の中で面白くない国がいた。デルマタイである。彼等は勝手に専守同盟の条約によって共に戦争に参加するはずのローマがオドリュサイ王国との従属条約を結んだことを知り、怒りに燃えていた。彼等はまず国境付近に展開していて退却中のオドリュサイ軍に襲い掛かり、次いで都市攻略の構えを見せていた。これを観たオドリュサイ王国は主ローマを試す気になったらしく、ローマにデルマタイとの戦争に参加して欲しいと要請してきた。オドリュサイ軍は先の戦闘で壊滅したので防備がまるで無いことが致命的であったらしい。ついでに外交関係も確認しようというのだからオドリュサイ王国は中々抜け目が無い。どちらとも条約を結んでいるのだからローマ軍としては厳しい内容であったが、ウェネティ族攻略時に得た都市ヤデルを含めた残り2つの都市でイリュリアの州を形成しているが、その2つを持っていたのがデルマタイであったのだ。議会は悩みぬき賛成が僅かに多かった事で開戦に踏み切った。紀元前207年である。疾風の如き進軍でデルミニウムを陥落させ、次いで翌206年にはエピダムノスを陥落させてデルマタイを滅亡させてしまうのである。

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こうして新たに配下となったオドリュサイ王国との親善も進み、ローマ議会では拍手喝采となった。しかしローマ人はすっかり忘れていたのである。あの偉大なはずの国を。あの巨大な国を。