洲珠乃日記(すずない)

気ままな更新とサイドカーやゲームのブログ

ローマプレイレポート ユリウス家 その2

[エトルリア滅亡]
先の戦闘でアラリアを失ったエトルリアは紀元前264年に滅亡した。一先ず外敵を倒したローマにとってその後も続く通例といっていい長い停滞期と支配力の強化を行なうことになった。ローマ軍はその全ての軍隊を解散して一時内政と支配地の強化に乗り出したのである。

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[高まる戦意]
ローマ人は平和の中でゆっくりとその力を蓄え、国力の増大したローマ領はどの地域も活気で満ち溢れていた。そんな中国境を接するリグリアがインスブレスに攻撃され、更にウェネティもリグリアを攻撃し始めた。時に紀元前253年の事である。国境付近の住民から戦闘の様子が早くも民に広まり、危機感を募らせた平民は貴族達に集会で軍隊の復活を望んだのである。平民と同じく危機感を感じ取っていた貴族側でもこの意見に同意し、ローマ軍は再び戦備を揃えだしたのである。

[リグリア滅亡]
こうして戦いの準備を進めるローマに急報がもたらされた。インスブレスによってリグリアが滅亡させられたというのである。北イタリアで蛮族が勢力を広げることはローマ市民に過剰な反応させたのである。

[ウェネティ族との開戦]
一連の流れを見てローマ貴族はまだ領地の拡張を果たしていないウェネティ族に目をつけた。彼等はローマ人と交易を行なっているイリュリア系民族国家デルマタイと戦争し、ローマとデルマタイの交易を阻害していたのである。ウェネティ族の拠点に軍隊が駐留していないと見るや集会を開いて開戦を決定してしまった。今回ローマ軍主力の第一軍団イタリカを率いるのはユニウス氏族のセクストゥスという貴族で、彼は瞬く間にパタウィウムを陥落させてしまう。紀元前249年の出来事である。

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[急進するセクストクス]
明けて紀元前248年に、ウェネティ族の軍団がデルマタイの街ヤデルを陥落させたと知らせが伝わるやセクストゥスは急行して紀元前246年に勝利し、ヤデルを陥落させる。この戦闘の間にウェネティ族の大軍が海を渡って対岸のアルミニヌムへと上陸の気配を見せたため、ローマ集会では解散していた第一艦隊ミセネンシスをユリウス氏族の僅か19歳のデキムスに託して復活させ、この防御に当たるように命令した。当然急あつらえの為軍船が集まらなかったが、イリュリア海賊を傭兵として雇うことで一時的な戦力増強を図ったところで敵が接近してきた。

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[ウェネティ族の最後]
何をどう思ったのか知らないがCPUは私が圧倒的に有利だと判断したようだ、寝ぼけているのか?ともかく海上戦力は増援を合わせても9隻で、敵は20隻と大軍であった。如何に輸送船とはいえこれだけの船がいる事自体が脅威となった。

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敵は輸送船である以上体当たりよりも接舷による乗り込み戦を仕掛けてくることが明白であったため、デキムスは可能な限り衝角による戦闘を挑むように命令した。初めの攻撃ではいきなり敵の将軍を狙ったために都市防衛艦隊の増援2隻を早々に失うことになったが、残った7隻が大いに活躍した。彼等は敵艦を散々に沈め、残り6隻にまで追い詰めた所で敵の将軍が乗船する船を沈没させたのでローマ軍に軍配が上がった。これほど厳しい戦いはそうないであろう。こうしてウェネティ族はその戦力を海上で失い全滅した。

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[インスブレス攻略戦]
ウェネティ族の戦闘から暫くの回復の後、ローマ軍は北イタリアを完全に支配化に治めるべく残るインスブレスとの戦争に乗り出した。紀元前239年の事である。紀元前239年には都市メドランを、次いで紀元前238年にはゲアヌを陥落させることに成功した。しかしインスブレス軍本体が見あたらず探していると、敵はローマ領内に侵入している事が発覚した。パトリキの力によって敵軍の足止めに成功したため、メドランを攻略した第一軍団イタリカが敵軍を捉え、これを急襲して大勝した。残るは海上に脱出した部隊だけであった。

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第一艦隊ミセネンシスが再編され、敵艦隊の動向をつかんでいたためすぐに戦闘が始まった。ローマ軍は火炎瓶船を徴用して戦ったのだが思うように火がつかず苦戦した。仕方がないので接舷して戦うことになったが、陸兵が強いローマ軍は難なく敵を倒すことに成功する。

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最後は衝角戦で敵船を撃沈し、戦闘は終了した。敵は全滅したがこちらも半分がやられてしまった。火炎瓶船は少数でいいかもしれない。こうしてインスブレス艦隊は全滅し、北イタリアはローマの支配下に落ち着いたのである。これ以後北イタリアはローマ軍の軍事拠点として発展する事になり、大規模で質の高いローマ軍団編成が推し進められることになるのである。

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