Best75 トラクター - 洲珠乃日記(すずない)

さて、今回は上のトラクターについて記述しようかと思います。
前回からUPしているBest75戦車の中身と言う訳ですね。

画像についてはBest75 Tractorで検索すると、
現存しているのでカラーの写真を見ることが出来ると思います。

Best75はアメリカの農耕トラクターとして1913年に誕生しました。
馬力は75馬力と現代のトラクターでも通用するもので、かなり大型のトラクターです。

現代トラクターの出力は10-100馬力までと多様ですが、
それから考えても75馬力は非常に強力な力を持っていると分かることでしょう。
Best75の75はこの75馬力が由来となっているようです。
そのような大型で馬力のあるトラクターを開発しなくてはならない
土地にも目を向ける必要があります。
まずアメリカは日本と違い非常に畑が広いこと。
掲載画像のように何処までも広がる地平を耕して畑にするには、
このような大型のトラクターが必要でした。

また画像のように大型の耕運機を牽引しています。
これはこのBest75がいかに力持ちのトラクターかということを証明するものでしょう。

次にこのトラクターが当時としては画期的なトラクターの一つであったことを記載します。
このトラクターはBest社としては初めてのガソリンエンジンを搭載していました。
それまでのトラクターが蒸気で動いていたのは前回記事を投稿した
”トラクターについて”で記載しましたね。
次に優れていたのは、このトラクターがサスペンションを持っていたということです。
これによって農耕作業中に発生する振動から運転者は比較的解放されることになったのです。

こうして誕生したBest75は1913年から1924年までの11年間生産されるBest社の顔となったのです。
11年間生産されたこのBest75は、その間に様々な改良を施され、見た目が若干違うものも多数あります。

■現在残っているBest75 トラクター
C.L.Best社がカリフォルニアにあったことから、Best75の現存品が多数残っています。
Heidrick Ag History Centerでは数少ないBest75を見ることが出来ます。
Google mapで上記の英語を入力すると、場所が表示されてどのような博物館か確認する事が出来ます。