洲珠乃日記(すずない)

気ままな更新とサイドカーやゲームのブログ

トラクターについて

さて、ここで記述するのはトラクターについてです。
なぜトラクターか?
それは、戦車を製造する過程で必須だったのがトラクターだったからです。

元々トラクターは農耕用器具を牽引する事を目的として開発されたものです。
それ以前には牛、馬などの動物を使った農業を行っており、
これに代わって更なるパワーと維持を目的とした車両として登場したのです。
そして、それらを一躍有名にしたのが第一次世界大戦になります。
元々は大砲などの牽引用として使用されていたトラクターですが、
第一次世界大戦塹壕戦が戦況を膠着させます。

これを打破するために開発されたのが戦車となるのですが、
それにはトラクターが欠かせないと言う訳ですね。


また、初めての車としてキュニョーの砲車があります。
こちらは蒸気の車で、初めて製造された車としても知られ、そしてその目的がガントラクター。
すなわち大砲を牽引するための車だったのが印象深いものです。


まず普通の農耕トラクタ
ラクターが開発された経緯は、歴史でも有名な蒸気機械が開発された事にあります。
蒸気までの説明となると、私もまだ知らない部分が多く説明ができません。
しかし、蒸気はそれ自体を閉じ込めておく釜が大きくなりすぎることがネックです。
振動によって少しでもその釜の蓋が緩んだり、ヒビが入れば爆発する可能性が高かったからです。
さらに、重量もかなり重く、現在の車についているようなパワーステアリングなど無いのでハンドルがとても重く、操作が難しいのだそうです。
そこで、ある程度危険性を低め、そして馬力もよくなったのが内燃機関です。
上記と同じであまり詳しくありません笑

ともかくも、これによって蒸気から内燃機関に移行した事で、
その物自体の規模が縮小可能になりました。
初期には無論大型な物が多く、形も蒸気トラクターと非常に似ています。
しかし、第1、2次世界大戦で現代とそう変わらない大きさの車が、内燃機関を搭載して普及し始めている事からも、蒸気よりも内燃機関のほうがよほど未来があったということでしょう。


面白いのは、前回のせた記事にholt製トラクターの動画などを載せましたが
今家の周りで使ってるトラクターと音が似ている事です。
時代が変われど動いている基礎が同じだと似てくるものがあるのでしょう。


さて、トラクターが開発され、そしてその用途が農業ともなると不整地での作業を余儀なくされます。
そこで既に18世紀より考案されていた無限軌道、すなわち履帯を正式に採用する事になります。
ここから戦車の歴史とも言うべき初めの車体が出来たのですね。
実際に開発されるのはもっと後になります。