洲珠乃日記(すずない)

気ままな更新とサイドカーやゲームのブログ

EB 政庁の区別方法について

EBの政庁については以前にも述べたことではあるのだが、もう一度今度は政庁に限って書かせていただく。

まず政庁とは何か?
私が単に政庁と言っているだけで、実際にはその都市をどのような形態で統治しているのか。
つまり政府の事であり、一応建築物扱いなので省庁みたいな扱いに私は感じている為政庁と言わせて頂いている。

では一体どのような統治形態が存在するのだろうか。
ゲーム中では1~4までの政庁が建設出来るとなっている。
ではこの1~4の政庁の差は一旦何なのであろうか。
少し詳しく書いてみよう。
高位が1、下位が4だ。


まず初めに知っておいて貰いたいのは、勢力によってこの建物は効果が違うということである。
大抵は同じなのだが、若干違う勢力があることを忘れてはいけない。
基本の勢力としてローマを元に解説しよう。



イメージ 1
政庁Lv1
イタリア本州
この建物は本国地域でのみ建設可能で、大抵首都の周辺拠点が本国地域に設定されている。
共和制ローマで言う所のローマ市民権所有者達が集う政庁、とでも考えればいいだろうか。

効果は、
生産される部隊に士気 +2
民衆の忠誠 +10%
人口増加率 -1%
税収入 -1%

兵舎
本国地域であれば、本国市民兵舎をLv5まで建設出来る
地方兵舎をLv2まで建設出来る

人物駐留
一族の者を配備できる
地方出身者を配備すると特徴に不穏が追加され、期間が長くなるにつれて増大する(但し統治者でなければ気にしなくてよい)
更に地方出身者は駐留すると能力が減退する

データ上では
recruits_morale_bonus bonus 2 requires factions { seleucid, } 士気+2
population_loyalty_bonus bonus 2 requires factions { seleucid, } 忠誠+10%
population_growth_bonus bonus -2 requires factions { seleucid, } 人口増加率-1%
taxable_income_bonus bonus -1 requires factions { seleucid, } 税収入-1%

となっていて、どうやらセレウコスのデータを元に作られているようだ。


また、士気が+2となっているが、士気は効果が確認できないのでよく分からない。
しかし、何故かその都市で育った子供が成人すると、経験値が2になっている。これはどういうことなのだろう・・・。


個人的な解釈を付け加えておくと、
士気+はローマ市民権所有者、つまりローマ市民兵としての義務に燃えている
忠誠+はローマ市民権所有者なので自分達は認められた市民である、という母国に対する想いが強い
人口-は兵役に借り出されるのは有権者達であったため、彼らが死ねばそれは有権者が居なくなることに他ならない
税収-は兵役に借り出されているのだから当然経済活動が多少なりとも低下したのではないか、また死ねば納税者が確実に減ってしまう、又は免税効果?



イメージ 2
政庁Lv2
プロウィンキア・ロマーナ(ローマ属州)
属州、と銘うっているせいで悪い方向に捕らえてしまうかもしれないが、これがLv2だ。
ローマは地中海世界の大半を属州として支配下に置くことでその版図を維持している。


効果は、
税収入 +1%
士気 +1
忠誠 +5%
人口 +0.5
幸福 +5%

兵舎
本国地域であれば、本国市民兵舎をLv4まで建設出来る
地方兵舎をLv3まで建設出来る

人物駐留
一族の者を配備できる
地方出身者を配備すると特徴に不穏が追加され、期間が長くなるにつれて増大する(但し統治者でなければ気にしなくてよい)
更に地方出身者は駐留すると能力が減退する

データ上では
taxable_income_bonus bonus 1 requires factions { seleucid, } 税収入 +1%
recruits_morale_bonus 1 requires factions { seleucid, } 士気 +1
population_loyalty_bonus bonus 1 requires factions { seleucid, } 忠誠 +5%
population_growth_bonus bonus -1 requires factions { seleucid, } 人口 +0.5
happiness_bonus bonus 1 requires factions { seleucid, } 幸福 +10%


個人的な解釈を付け加えておくと、
税収+は属州税
士気+はローマ化が進んだことによる徴募された兵士の心情の変化?
忠誠+はローマ化が進んだことによる恩恵と安定を知った民衆がローマに対して忠誠を誓う
人口+はローマ化が進んだことによる恩恵と安定、さらに同盟でなく属州であるため兵士の徴募が行われない(マリウス改革以前)
幸福+はローマ化が進んだことによる恩恵と安定に幸福感を覚えている



イメージ 3
政庁Lv3
プロウィンキア・ロマーニエンシス(半ローマ属州)
半属州、という事で少なからずその領地はローマ化されているということ。
ただし完全なローマ化で無いため、その施設も規模は半分というわけだ。


効果は、
幸福 +5%
貿易品 +1%(おそらく1%)
人口 +0.5%
士気 -1
忠誠 -5%

兵舎
本国地域であれば、本国市民兵舎をLv3まで建設出来る
地方兵舎をLv4まで建設出来る

人物駐留
一族の者を配備できる
地方出身者を配備すると特徴に不穏が追加され、期間が長くなるにつれて増大する(但し統治者でなければ気にしなくてよい)
更に地方出身者は駐留すると能力が減退する

データ上では
happiness_bonus bonus 1 requires factions { seleucid, }
trade_base_income_bonus bonus 1 requires factions { seleucid, }
population_growth_bonus bonus 1 requires factions { seleucid, }
recruits_morale_bonus bonus -1 requires factions { seleucid, }
population_loyalty_bonus bonus -1 requires factions { seleucid, }

個人的な解釈を付け加えておくと、
幸福+はローマ化による恩恵と安定
貿易品+はローマの影響下に入ったことでの安定と、街道を敷設したことによるインフラの向上
人口+はローマ化による恩恵と安定
士気-は半属州であるため市民の意欲が低いこと
忠誠-は半属州であるためローマに影響されない部分が少なからずローマに対して何らかの悪感情を持っている


イメージ 4
政庁Lv4
アミクス・ボプリ・ロマーニ(ローマ同盟都市)
同盟都市ということはローマの支配下なのではなく自治を認められているということである。
恐らくマッシリア国のような同盟都市と考えるのが妥当だと思うし、効果も同盟都市には適切かなとも思える。


効果は
人口 +0.5%
貿易品 +2%
経験値 +1
忠誠 -5%
士気 -2

兵舎
本国地域であれば、本国市民兵舎をLv2まで建設出来る
地方兵舎をLv5まで建設出来る

人物駐留
地方出身者を配備できる
一族の者を配備すると特徴に不穏が追加され、期間が長くなるにつれて増大する(但し統治者でなければ気にしなくてよい)
更に一族の者は駐留すると能力が減退する

徴募
地方出身の有力者を徴募出来る

データ上では
population_growth_bonus bonus 1 requires factions { seleucid, }
trade_base_income_bonus bonus 2 requires factions { seleucid, }
recruits_exp_bonus 1 requires factions { seleucid, }
population_loyalty_bonus bonus -1 requires factions { seleucid, }
recruits_morale_bonus bonus -2 requires factions { seleucid, }

個人的な解釈を付け加えておくと、
人口+はローマ影響下にあって安定と恩恵を受けること
貿易+はローマ影響下にあって街道敷設などインフラ整備による貿易の発展
経験+戦闘に心得のある人達をその都市で集めるため
忠誠-同盟都市なのでローマに対する忠誠心をを求めるのが間違いだろう
士気-自分達の為もあるだろうが、基本的にはローマの為に働くのであるから士気が下がるのは仕方がないだろう



■政庁効果の比較
では一体どの政庁を建てることが都市管理をするにあたってよいのか。
非常に難しい点ではあるのだが、感じがつかめれば何と言うこともないのである。

効果を比較すればいいのだから簡単だろう
イメージ 5
やっつけなので画像が適当なのは許して欲しい笑


本国地域はGov1、首都からかなりの遠距離だとGov4だろう。
じゃあGov2と3は?となってくる。
Gov2は税収が+1% 治安+10% 人口+0.5%
Gov3は貿易+1% 治安0% 人口+0.5%
こうしてみると、人口が多くて貿易品が少ない都市にはGov2を、人口が少なくて貿易品が多い都市にはGov3を建てればよいことが分かるだろう。
ある程度領地が発展したらこれらの建築物を変えてみてどのような効果が現れるのか調べるのも楽しい。

ちなみに税収入効果に時間がかかり貿易はすぐに効果が出る、というのも覚えておくといいだろう。
税収に時間がかかるのは人口に応じた税金が発生するからで、成長しだいで収入が増える為である。


また、戦闘を考えるのならば、
Gov4とGov2の両方を地域に建て、Gov2をたいした供給が出来ない都市に建てて武器改良施設を建設する。
そしてGov4で生産された兵士達をGov2の都市に移動して再訓練し、武器のアップグレードを行うと恐らくGov4にある士気-2が解消されるのではないか?とも考えられる。
さらにローマを例に挙げるとマルス神殿があると最大で士気+3となる、これは大きい。
だがこれらについては確認方法が無いので不明である。
さらに一度損耗すると補充の為に再訓練する事になるが、それで効果が無くなってしまうはずなのでそれは困る。
そのため補充用部隊を徴募して合流させることで解消できるかもしれない。


■終わりに
さて、このように様々な政庁の効果が発揮されるのが分かっただろうか。
コツが分かれば都市統治を反乱を起こさせること無く上手に運用する事が可能になるのだ。

これを参考にしていっそうEuropa Barbarorumを楽しんでいただければ嬉しいです。
そろそろRome2も発売されますしプレイヤーもますます減っていますが、これからもRTWをやっていきますよ!