洲珠乃日記(すずない)

気ままな更新とサイドカーやゲームのブログ

服の歴史について

前に書いただろうか
一応ブログ内検索をかけてヒットしなかったので書いてみようかと思います

この内容を書く一番の理由は、私が様々な服に興味があるからです。
といっても現在着られているような服ではなく、過去の服なのです。
このような話をする一番のきっかけになったのは服に興味を持って服に関する本を購入したためです。


今の人にもわかりやすい例を挙げるならば、"スーツ"です。
元々スーツは軍服として発展したもので、ネクタイはクラバットの発展だと考えられています。今我々の日常でもっとも目にする事の多い服と思われるスーツが軍服だったなどと想像がつきますか?こう考えるだけでも私は十分楽しいのです。さらに面白いのは少し調べれは今まで私が見た服の流行などで過去の大流行や傾いた服装が現代に復活したような服まであるのです。それを流行させた人はそのような事を知っていたのか、それとも偶然の産物か、別の発展型であったのかは知りませんし分かりません。私が目にし、そして調べて知った服で似ていると思ったのは少し前に流行った少し破れたジーンズなどです。古く見せることが目的のようで理由は違うのですが、これに当てはまるもので中世のドイツ傭兵(スイス人の傭兵)が行った服装ではないかなと思います。違う点は服を重ね着にして下地を見せることが彼らに受け入れられていたという点です。全身の服に切れ目を入れて下地を見せていた、というのは当てはまりませんが、このようにワザと服を破いたものを着るというのが昔にもあったのだと思うとファッションが何年かで繰り返すと言われていますが、なるほどなと思ってしまいました。

少し話が変わってしまいますが、こういった流れの前に一番の変化があったことを書かなければ服の歴史について何も触れていないことになるような気がしますので書きます。

服の一番の変化、それは現在ではすっかりお馴染みの"ズボン"が登場して主流になったことです。そもそも服は加工品であり、何らかの知恵で発展した形なのです。人類が初めから服を着用してたとは考えにくいことです。特に人間は霊長類の進化と言われ、つまりその辺りにいる野生のお猿さんが自分で服を作り、それを着てますか?といえば一番分かり易いでしょう。一定の技術と知恵がないと服を作ることもできません。ズボンが普及する前まではそれぞれの地域によって特色ある服が広まっていたのだと思われます。例えば壁画などで残されているようにアラブやトルコなどでは全身に布をまとって直射日光を避ける服が採用され、寒い地域では動物の毛皮を纏い、熱帯地域では局部だけを隠して殆ど裸というのも見られます。ではこれらの中でなぜズボンが採用されたのか。まず、ズボンの利点は体にフィットする事です。これによってヒラヒラしたギリシア、ローマ系の服では得られなかった戦闘や激しい運動をするのに適した物だったこと、これは森林地帯などを移動するのに非常に役に立ちました。また現在のベルトのように縛ることで固定する事が可能になったことです。今挙げたようにズボンは戦闘用であり、つまり男性の服でした。そして服の歴史は当時の人々の一般的な服とも通じていました。

別の話に変えましょう。
これらのようなファッションの変化は外界の影響を受けて大きく変化する事が多くありました。例えば日本では江戸時代まで侍などが着ていた裃と袴から西洋的なズボンとジャケットという服に変わりました。そして外界の接触は戦争によってもたらされる事が多々あったのです。今私達が着ている服装は第一次世界大戦あたりの服装と大差がありません。ここから何か考えられることはないでしょうか。世界大戦まで私達は様々な国の持つ特徴的な服装と接し続けてきました。そして機能的な服を作ることに成功したのです。世界大戦などを経て接触しつづけた結果、この地球上で新たなインスピレーションを起こすような斬新なデザインの服に出会っていないのです。それが現在のようにあまり変化のないファッションスタイルの原因なのではないかと思います。これ以上の発展は何らかのアイディアか外界からの接触からしかこれまでの歴史からみても考えにくいのではないかと思います。

最後の話はちょっと読みにくく分かり難いかもしれない・・・。

服は今私達の中でももっとも身近で歴史的発展を遂げてきた物の一つなのです。この機会に服に対する見方を少し変えてみてはどうでしょうか。私はこの好奇心のおかげで服に対する印象がガラリと変わってしまいました。そして叶うならもっと突っ込んで服の歴史を知りたいと考えています。

あんまり細かく書くほど知識もないのでこの辺りで今回は区切らせていただきます。
読んで頂いてありがとうございました。