洲珠乃日記(すずない)

気ままな更新とサイドカーやゲームのブログ

センゴク天正記 四巻

先に言って置きます。
ネタバレ注意!!


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昨日買ってまいりましたセンゴク
今回は「長篠の戦」

日本の有名な戦闘で、織田信長軍と武田勝頼軍が戦います
このマンガでは有名な鉄砲の連射での勝利では理屈が合わないと記載されています


■有名な説 その1
鉄砲三千丁の内、千丁を前衛が発砲する方法
前衛=射撃
中衛=前衛・後衛に鉄砲を渡す
後衛=受け取った鉄砲に装弾して中衛に渡す


■有名な説 その2
鉄砲三千丁を前・中・後にわけ、前が撃ったら中が発砲、次に後が発砲する
前列は発砲すると後列が発砲し終わるまでに装填し、また発砲する
前列→装填→中列→装填→後列→装填→前列...



センゴクでは...
センゴクでは「その1」の方法を確かに使っているシーンがあります
しかしそれが本命ではありませんでした
TWでも竜騎兵・ライター・弓騎馬などで出来る方法です
(一応歩兵でも出来ますが時間がかかったりタイミングをはずす恐れが・・・)

そしてセンゴクで使われたその方法は、
「鉄砲による包囲一斉射撃」
でした
なるほど・・・、と思わずそのシーンで手が止まりました
行った事が無いので長篠の地形は知りませんが、どうも山・谷・山・谷といった地形なのだそうです
更にそんな地形なので味方の位置すら分からない常態だという始末らしいのです
これまた有名な話で、長篠の戦では信長が「鉄砲を所持しないものは丸太を持て」と命令しており、その丸太で馬防柵を三段構えに配置しています
この三段構えは、信長軍が軍団を前・中・後と三つに分けているためです
武田軍は猛攻を仕掛けて二段目の場防柵が破られます
余勢をかって先手の真田・内藤隊が山の部分にある信長本陣に突撃を始めた時、彼らは信長軍から見て谷の位置に布陣していました
山を登り始めた武田軍を中衛にいた鉄砲五奉行明智隊が反転、谷にいる武田軍を包囲する形になります
鉄砲を所持した部隊は羽柴隊の合図を待って発砲し、四方八方からの銃撃によって身を隠す事も出来ぬまま部隊は壊滅してしまいます


なんだこりゃー
思わず思いましたね;
でもこの話なら鉄砲部隊の統括を任された羽柴隊が後方何故いたのか?という謎を確かに解き明かしています
素晴しい!
研究論文とか読まないので知りませんでしたがこいつぁスゲーと思いましたね
すごい